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お家の寿命を左右する”見えない屋根の守り手”とは?

こんにちは!阿蘇地域で屋根工事や雨樋工事、雨漏り修理を行っている佐藤板金工業です。

今回は「屋根の板金工事」について詳しくご紹介します。
「板金」と聞くと車の修理をイメージされる方もいるかもしれませんが、屋根の世界にも「板金工事」があります。
一口に「板金工事」といっても、実は多岐にわたるんです。シンプルに思えますが、お家によって必要な工事も違ったり、内容もさまざま。
そんな中でも今回は阿蘇で「雨切り板金」「ケラバ板金」「棟板金」の設置ご依頼がありましたので、施工事例もあわせて、それぞれの役割についてお届けします。

「なんだか聞きなれない言葉ばかり…」という方も、この記事を読めば板金工事の大切さがきっと伝わるはずです!

板金工事って?屋根の”弱点”を守る大切な役割

雨切り板金・ケラバ板金・棟板金 板金工事完了写真 阿蘇市 佐藤板金工業

今回阿蘇市で行った工事は
✅外壁工事
✅雨切り板金工事
✅ケラバ板金工事
✅棟板金工事
板金をしっかり固定し、見た目もスッキリ。これで安心して梅雨を迎えられますね!

屋根の板金工事とは、金属の部材を使って屋根の端やつなぎ目を保護し、雨や風の侵入を防ぐ工事です。
これらの端やつなぎ目は、屋根の中でも特に「雨漏りしやすい」「風に弱い」といった弱点になりがちなのです。
そのため、適切な場所に板金を設置・補修することで、屋根全体の耐久性をグッと高めることができます。

では細かく見ていきましょう。

雨切り板金|屋根と壁の接合部からの雨の侵入を防ぐ

▼雨切り板金の場所

施工した箇所は赤色で示したところです。クリアな画像は上の写真をみてくださいね♪

雨切り板金は、屋根と壁が接する境目部分に取り付けられます。
下屋根(1階の屋根)と外壁の接合部や、壁際に沿った屋根の立ち上がり部分によく使われ、取り付け箇所によってその形状は異なります。

板金で丁寧にカバー。雨漏り対策が完了した屋根接合部の施工後写真 阿蘇市 佐藤板金工業
水上面を見る🔗【板金工事】和風造りの屋根のメンテナンス工事 – 佐藤板金工業


側面から見る🔗佐藤板金工業(@sato_bankinkogyo)がシェアした投稿

▼役割は?

雨水を内側に侵入させず、確実に外へ流す「雨水のガイド」のような役目を果たします。
特に、瓦やスレートの屋根はどうしても壁との隙間があります。そのままだと、雨風の状況によっては雨水が屋根や外壁の内部に入り込んでしまうため、雨切り板金で雨水の流れをコントロールするとともに、ガードするのが効果的です。

▼なぜ必要?

屋根と外壁の取り合い部分は、雨漏りのリスクが高い場所です。
雨水が壁づたいに内部に入り込む恐れがあり、防水シートや木材を劣化・腐食させる原因になります。
屋根や壁の内部となるとお天気になっても乾きにくいものです。濡れた状態が長く続いてしまうとやはり、劣化し雨漏りにつながるため、見えにくい部分ですが非常に重要です。

ケラバ板金|横からの雨風をしっかりガード

▼ケラバ板金の場所

青色で示しました。屋根の両サイド、屋根の妻側の端っこに取り付けられる板金です。
屋根の三角の面が見える側の端を覆うように取り付けます。

▼役割は?

強い風や横なぐりの雨が、屋根の内部に入り込まないための「防風・防水のフタ」のような役目です。いわば「屋根側面のガードマン」ですね。また、屋根の端部をすっきりと見せることで、外観の美しさにもつながります。

▼なぜ必要?

屋根の側面は、風の影響を受けやすい場所です。
ケラバ板金がないと、強風や台風のときに横から吹き込んだ雨が屋根内部へ侵入しやすくなり、屋根下地の劣化や雨漏りの原因になります。
木は、塗装を施しても、瓦やサイディング材よりも紫外線や熱膨張の影響を受けやすいため、板金でガードすることが効果的です。

また、屋根材の端っこは特にめくれやすく、板金で押さえておくことで耐風性もアップします。

棟板金|屋根のてっぺんを守る屋根の要

▼棟板金の場所

少し見えにくいですが黄色で示したところに板金施工しました。

屋根の一番高いところ「棟(むね)」と呼ばれる屋根材の接合部分に取り付けられる金属板です。横から三角が見える切妻屋根なら屋根のてっぺん、三角のない寄棟屋根ではてっぺんと、斜めのつなぎ目などにも設置。屋根の形状に応じてさまざまな形で施工されます。

▼役割は?

屋根面と屋根面をつなぎ、その接合部をしっかり保護して雨水や風が入る隙間をなくす役割を担います。外観のアクセントにもなり、屋根全体の見た目を整える効果もあります。

▼なぜ必要?

棟は構造上隙間ができやすく、屋根の中でも雨漏りリスクが非常に高い場所です。
棟板金でしっかりカバーすることで、屋根の耐久性をグッと高め、雨漏りリスクを防ぎます。

また、棟板金は下地に「貫板」という木材を使って固定されています。この貫板が劣化すると、板金が浮いたり飛んだりすることもあるため、定期的な点検が大切です。

既存の屋根にも取り付けられる?

もちろん可能です!
「なんか最近天井にシミが…」「強風のあと屋根が心配…」そんなときは、既存の屋根の状態をチェックして、必要に応じて板金を追加・交換することができます。

板金のゆるみやサビを放っておくと、そこから雨漏りが起きることも…。早めの点検・修理がおすすめです!

まとめ:板金工事は「家の見えない防御力のアップ」

雨切り・ケラバ・棟――これらの板金部材は、どれも「雨から家を守るための防波堤」です。見た目にはわかりにくいかもしれませんが、屋根の耐久性・防水性を大きく左右する重要なパーツです。

佐藤板金工業では、阿蘇地域周辺で屋根工事や外壁工事、雨樋工事や雨漏り修理など、豊富な経験をもとに安心の施工を行っています。
ご相談・お見積りは無料ですので、気になる症状があればどうぞお気軽にご相談ください♪